日本クラシック音楽コンクールの審査員を務めさせていただきました。
昨日(10月8日)、日本クラシック音楽コンクール本選大会の高校、大学の部の審査員を務めさせていただきました。
出場者の皆さんがそうでしたが、落ち着いて丁寧に演奏しようとされている様子は、とても好感が持てました。
コンクール、入試はもちろん、どんなコンサートでも緊張はする場ですよね。
一音一音、丁寧に、落ち着いて演奏出来たことは、とても良いことです。
個性であり、強みです。
ただ、楽器が下がり気味でヴァイオリンを弾く姿勢が崩れ気味な方がいたことと、 これは、身体の大きさや男女性別に関わりなく、身体のどこかに力み(りきみ)が入っている方が多かったです。
ヴァイオリンを上手く弾く、良い音を鳴らす為の身体の使い方をもう少し考えましょう。
それと基本的なことですが、テクニックパートに差し掛かった時の音程には気をつけましょう。
表現の観点から言うと、もっと音楽の表現に幅が欲しかったです。
沢山の色を感じることが出来る音楽になれば、もっと素晴らしいですよ。
いろいろ言いましたが、最後に一言。
コンクールは通過点であり、自分の長所、短所を知る機会です。
結果だけに捕らわれて、一喜一憂しないようにコツコツと頑張って欲しいものです。
一朝一夕でヴァイオリンは上達しません。楽しみながらコツコツ成長していきましょう。
さぁ、頑張って!